たのめーる 


画像引用:https://www.tanomail.com/

オフィス向け業務用通販の大手「たのめーる」

「たのめーる」は、大手商社の大塚商会が運営しているオフィス向けの業務用通販サイトです。

取り扱っている品物はオフィス内の消耗品であるコピー用紙やOA機器類の消耗品、ファイルや文具などの事務用品といったものがメインです。

その他にも梱包・工具・作業用品や、食料や飲料、さらには生活用品や衣類といったものも扱われています。

オフィス内で使用されるデスクやチェアなどの什器、パソコンなどの機器類にも対応しているので、とりあえず会員になっておくことでいちいち買い出しに行かなくても必要な品物をまとめて素早く購入可能です。

参考>>https://www.tanomail.com/

オフィス向けの通販サイトは他にもいくつか同様のサービスがあり、コクヨの運営する「カウネット」や、業界を牽引する存在として成長してきた「アスクル」、その他オフィス家具専門の「オフィスコム」や、オフィス関連用品にも強い「Amazon」あたりが競合となっています。

オフィス内で使用する製品というのは大抵同じようなものなので、上記のサイトを比較してもどれが際立ってすごい、というわけではありません。

格安の送料設定が最大のメリット

大塚商会は業界内での売上では第1位のシェアとなっている超大手です。
データはやや古く2014年調査による2012年度の売上のものになりますが、売上高は大塚商会が約5157億円、コクヨが約2758億円、アスクルが約2266億円と、大塚商会がダントツで第1位を維持していることがわかります。

もっとも第四位以降の文具メーカーは一気に数百億円単位の売上高にとどまるので、実質的には大塚商会・コクヨ・アスクルの三社が文具メーカーのシェアのほとんどを占めていると言えるでしょう。

ただし、これがネット通販サイトのみということで売上高を切り分けるとシェアは逆転し、アスクルが最も多くのユーザーと購入金額を獲得していることがわかります。

そこで「アスクル」と「たのめーる」に絞ってそれぞれの特徴を見てみると、まずこの二つはいずれも都内の企業を主なユーザー層としており、ネットで注文をすることで当日もしくは翌日の早い時間に配送してもらえます。

両者とも東京23区を中心にした対応エリアを公式に掲げており、その範囲内であれば毎日午前11時までに注文をすれば、当日に手に入れることも可能です。

一方でこの二社の違いとして、送料無料になる金額設定が挙げられます。
アスクルは買い物の合計金額が1000円(税込)までであれば送料無料としていますが、一方のたのめーるではなんと300円(税込)で送料無料です。

アスクルも送料は324円とそれほど高いことはないのですが、やはり今すぐ必要とはいえ送料分が上乗せされると負担になってしまうでしょう。