あやしいネットショップを見分けるには?

悪質なサイトを見分けるためのポイント

ネットショッピングが始められたばかりの頃には、悪質な詐欺サイトもかなりの数で存在していました。

しかしネットユーザーが増えたことにより、現在では厳しくネットショッピングに関する規制や法整備も進められています。

古物商や医薬品販売など実店舗で行うときには専門の免許が必要なのですが、法整備が行われるまでザル状態であった時期もありました。
現在ではそうした特定の物品を販売するためには登録免許がなければいけないこととなっています。

中古品販売や薬品の販売、その他不動産など免許が必要な分野はいくつかありますので、まずネットショップの信用性を確認する時には、その業務に関する免許や登録がきちんと済ませられているかをチェックしましょう。

登録免許もそうですが、現在ではネットショップを運営するためには「事業者の責任者名」「事業所の所在地」「電話番号」を必ず記載することと定められています。

滅多にないとは思いますが、ショッピングができるサイトを利用する前には「会社概要」などのページを一度は開いてみて、その企業に実態があるかどうかを確認してみてください。

最近はドロップシッピングなど、サイトを運営するのは生産業者とは全く違った人で、事務所を持たずに運営していることもよくあります。

所在地がはっきりしないお店で購入した品物は、もしそれを使って事故や損害が起こっても連絡先がとれないという事もあるようです。

極端に価格が安いサイトは怪しい

ネットショップやオークションを利用するときには、おそらく多くの人は同じ品物をできるだけ安く購入するために、比較をするでしょう。

しかし比較をした時に、一つだけ突出して安いサイトがあったら気をつけた方がよいかもしれません。

ネットオークションでの詐欺事例として最も多かったのが、そうした信じられない価格で物品を販売していたサイトです。

安いといっても例えば定価が10万円の冷蔵庫を5万円で販売しているといった感じで、元値が高い製品をあたかも大幅に割引したかのように装っています。

そうした悪質サイトはまず商品代金の入金を相手にさせておき、全く出荷をしないままできるだけ多くの人から苦情が来始めた頃に雲隠れをする、といった方法をとります。

もちろん最初から販売するつもりは全くないので、もし後から詐欺であるとわかったとしても、品物や金銭と交換してもらえる可能性はかなり低くなるでしょう。

支払い決済方法が銀行振込しかない、というところも要注意です。
これは支払いが先になるクレジットカードやプリペイドカードでは、もし相手に詐欺と知られたときに現金を持って雲隠れをするのが難しくなるからです。